お金以外に頼れる事は義理と人情です。
菅原文太先生に学んだ事は、信頼関係です。
菅原文太 先生に学ぶ少年時代
人の情けは最強です、と言う話です。健さん優作さんに続きまして菅原文太先生にもかなりの部分で影響を受けました。
トラック野郎一番星がきっかけでした。貧乏で進学を断念し職業訓練校へ入学したのは初年度納入金5万円と言う破格だったから。
高校の先生からは自動車短期大学へ行ってほしいと言われた。理由は高校の進学率に影響するからと。初年度納入金80万円で差額を先生が払うのならいいよと言った悪ガキの僕。
自動車整備の訓練校へ行ったのだが、フェラーリに乗りたい僕にとって国産車の整備なんてお手の物で上手にこなせた。少し不器用な若い先生の目の敵にされて半年でやめることに。
悔しかったさ、卒業出来なかった事が。そして実家に帰った時たまたま菅原文太先生のトラック野郎 御意見無用がTVでやっていて、見ている僕に親父が切り出した。
「お前、この先どうするんだ？」と。「俺かい❓トラック野郎一番星だ！！」親父、無言でどこかへTEL・・・「オウ、一人クモスケ志願者が居るんだけど…18歳の免許取り立てだ…」電話を切る。
すぐさま折り返しの電話、「ところでその志願者は誰だ」と先方、親父、「うちの息子。」そうしたら明日履歴書持って来いとなってしまった。若者が家でブラブラして居る位なら使うと。
親父の教え子で運送屋の当時は部長さんに電話していたんだ。あとで分かったことがその運送屋もエキストラでトラック野郎にトラックが出演、取引先の椎名急送 由加丸が 何作目だったか、闘犬が描かれたトレーラーの実物が会社へ来たことがあった。
写真の車は当時の物ではないが一番近い、原田大二郎さんが乗っていたやつ。
今思えば途中でやめた半端物の息子を信頼している教え子に預けたんだ。親父が教員になって最初の生徒だったらしい。現在88歳になる親父と一回り違わない教え子は今でも電話で話している。すごい絆です。
トラック野郎から仁義なき戦いで学ぶ
お金や物よりも価値のある絆 これさえあれば人にものを頼む場合お金はかからない。この人の為ならとか、愛する人の為とか、恩人の為にとか、この子の為にとか。
トラック野郎では愛しい人の為？かな。なにせ一番星役 菅原文太先生は自分の大切なトラックが壊れようが警察に追われようが何かを届けるシリーズもの。
仁義なき戦いでは、あきれる親方の為に決して裏切らない。田中邦衛さん演じる同僚が愛想つかそうとしている時でも、自分で決めてこの親方について行こうとしたのだから、どんな親方になってもついて行こうとさとす。
このあたりが僕も含めた現代人に欠ける絆の弱さかなと思う。ちょっと やな所が見えるとすぐに離れていく人、お金が無いと人に物を頼めない労使関係の様な人間関係、うわべだけの受け答えで本心を語り合わない関係。
希薄な人間関係ではお金しか頼りが無いことは悲しいですね。優作さんも簡単な受け答えだと殴る、「本当にそう思うのか？よく考えて言っているのか？」て。明白な根拠がないと殴られるのが、松田優作さんです。
家族や身内に対して絆を深める場合が多いのかもしれませんが、身内の裏切りは収拾不能で絶縁になりやすいですね。
優作さんや文太さんのように、赤の他人や入院同部屋でも絆を深めようとする人がたまたま好きなのかな？僕が。
とにかく強い絆を持ち合わせた友が居ると、生きることが非常に楽ですお金が無くてもね。なかなかそんな友達出来ないけれど、意識して嘘つかないで付き合っていると必ず出会えます。
文太さんは出ていなかったと思うが、これまた素晴らしい役者さんたちが出ていて、なんと音楽が上綱克彦先生率いる柳ジョージとレイニーウッド。
柳さんの唄うヘビーデイズがテーマ曲。
宇崎さんも根津さんも好きな俳優と音楽家たちの夢の競演です。
人の社会、人と比べがちになる。
やる気のある人、無い人。できる理由できない理由。
最近と言うか2000年頃から我が国のやる気が伝わらなくなってきたような気がします。便利に溺れてそこそこ食べれるし、どーせやっても評価されないし、何にもしてくれないからってね。
今のネットビジネスの世界でも、長く稼いでいる人はやる気満々どうしたら出来るか、どうやったら出来るかばかり考えていると思う。小玉先生も紙先生も。
やる気満々を続ける為に、大口たたいたり好きな事しかやらなかったり、とにかくやっているんですね、働いているんですね大汗かきながら一生懸命に。
みんなやらないからとか、給料安いからとか、疲れるからとか、危ないからとか、ケガや病気になるほどやることはないかもしれないが、やらない理由をよく聞くし汚いし醜い。
どうしたらやれるか、出来るのか考えている人の周りはとても綺麗で明るい。楽しいからだと思うしそういう人に影響され連鎖して明るくなるし楽しくなり、本音を語れるようになります。
NHKプロフェッショナルでやっていた神奈川県のごみ収集員 岳 裕介さん 最近TVで出逢った最高な若者 これなんですよ、やる人はやる最高な尊敬すべき岳 裕介さん。
おそらく岳さんも奥さまや子供たちの為に頑張っているのでしょうね。頑張ることに理由はいらないのです。何でもいいのです。誰かの為に、周りの人に喜んで頂きましょう！
僕は妻の為に
この人の為にが最強です。
確かに最初は自分の為にだった。でも、壁や何かで挫折すると諦めちゃうんだ。ところが、人の為になら人間頑張れるんだ。
僕の場合普段、家事で大変世話になっている妻の為に何かをすると、とても喜んでくれて褒めてくれるんだ。かなりやる気になるし、妻の望みを叶えたいです。
独身の頃、実家の隣のおばさんがちょこっと雪はね手伝うと喜んで何やら食い物持ってくる。そんな些細な事で幸せ感じてもいいんじゃない！
健さんや文太さん、優作さんの映画を通して学んだ事、
- 真面目に生きる事
- 嘘をつかない事
- 恩を忘れない事
- 自分の考えを伝える事
- 優しくする事
これらを信条に生きてきたら、旋盤マシニングスキルが身についたり、田中祥吾さんの様な魂の兄弟に出逢えたり、素敵な奥さんに恵まれました。
誰かの為にやりましょう！自分の為でもいいですが、やれる事やることでこの国も豊かに心も豊かになれるのではないでしょうか！！
